ダンガンロンパ3 -The End of 希望ヶ峰学園- 希望編

基本データ

作品名:
ダンガンロンパ3 -The End of 希望ヶ峰学園- 希望編
ダンガンロンパシリーズシリーズ)
放送:
2016年 9月
制作:
Lerche
みんなの評価:
話題性:
2
累計平均売上:
データ無し
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概要・あらすじ

未来編

第一作『ダンガンロンパ』の主人公である「超高校級の『幸運』」苗木誠らは、『スーパーダンガンロンパ2』において「超高校級の『絶望』」江ノ島盾子の手によって「絶望の残党」に堕ちた希望ヶ峰学園の77期生である15人の生徒を救い出そうと、独断で彼らを南洋の孤島「ジャバウォック島」に連れ出し、バーチャルリアリティーでの疑似体験によって人格の改善を行う更生プログラム「新世界プログラム」を受けさせた。人工知能「アルターエゴ」としてプログラム内に侵入した江ノ島盾子の妨害によりプログラムは「コロシアイ」を目的とした世界に変貌するが、生き残った77期生たちと協力して江ノ島を打ち破った苗木たちは、プログラムを脱した77期生たちを孤島に残して帰還した。しかし苗木たちが所属する、元・希望ヶ峰学園の関係者や生徒(OB・OG)たちを各支部の幹部に据え世界再生を目的とした組織「未来機関」はこの事態を重く考え、各支部の支部長たちは苗木を重罪人として処刑するかどうかを論議するために、機関が所有する地図に記載されていない洋上の極秘施設に集まった。

支部長たちは苗木の処遇について過激派、穏健派、中立派に分かれたが、その最中に突如苗木たちのいる施設が爆撃を受け、全ての入り口が完全に封鎖されてしまった。警備等で少数配置されていた未来機関の一般構成員も全員殺されており、未来機関の幹部たちと苗木は極秘施設で完全に孤立してしまう。非常事態に張り詰める未来機関メンバーの前に、完全に滅されたはずの江ノ島盾子の化身、モノクマが映像で新たな「コロシアイ」の開催を告げる。一同の中に紛れている「裏切り者」を殺さない限り、毎晩1人が殺されていくという新たなルールで、希望の象徴たる未来機関同士の命を懸けたデス・ゲームが再び始まった。

行動を制限するNG行動が出されるバングルを腕にはめられながら、裏切り者を特定しようとするメンバーたちだったが、襲撃者を確定できないまま、時間ばかりが過ぎ、仲間の死体が増えてゆく。ルールの存在しないコロシアイゲーム、それぞれの思惑が交錯し事態は緊迫する一方であった。自分の行動は全て無駄なのかと苦悩する苗木だったが、絶望的状況でも決して諦めない仲間たちの勇気によって自分を奮い立たせ、自分の手でゲームを壊すことを決める。月光ヶ原(モナカ)の協力によって外部とのアクセスを成功させたが、同じ生き残りの十神から、コロシアイが全世界に中継されていないこと、宗方が密かに治安維持部隊をジャバウォック島に差し向けたことが発覚する。速やかに施設内から脱出しようとするが、塔和シティの調査へ向かった妹・こまるたちとの通信によって「『コロシアイ学園生活』から生き残った78期生の誰かが死亡する」という新事実を告げられる。

苗木たちを救出するため、極秘施設へ侵入を試みた十神たちだったが、罠が発動し施設が崩落してしまう。更には、生き残りメンバーも次々と命を落としていき、最悪の事態に陥っていく。そんな中、霧切は自分たちが他者の介入を阻むため、極秘施設ではなくその施設と同じ構造でカムフラージュされた海中施設に移送されていたことを暴く。そして、極秘施設の建設に関係しておりこの事態に最初から気付かないはずがない未来機関副会長・宗方京助がこの事件に深く関係している可能性を口にする。後に無事、残りの2名と合流した苗木たちだったが、こまるの伝言通り「78期生の生存者」である霧切がNG行動違反により毒を受け死亡してしまう。これまでの人々から託された希望をその手で証明するため、長きに渡る戦いに終止符を打つため、苗木は朝日奈と御手洗を残し、宗方との決戦へ向かう。

宗方がNG行動により扉を開けないことを察していた苗木は、絶望の殲滅という名目で生存者の皆殺しを図る彼を扉の閉ざされた部屋の中に誘い込み、外に出て目的を果たしたいなら今は話を聞くようにと説得する。そして、雪染が絶望的思想に染まっていたことなどを知った宗方が絶望殲滅という妄執に囚われていることを知った苗木は、自分は例え霧切が絶望的思想に染まったとしても霧切との出会いを後悔しない、今の雪染が絶望的思想に染まっていても、彼女との過去の全てを捨ててしまってはいけないと訴える。その希望を捨てない真摯な言葉に宗方が戦意を失い、2人の争いが一応の決着を迎えた直後、霧切の残した手帳を持った朝日奈が、御手洗を連れて駆け付けた。

霧切の手帳には、襲撃者による被害者全員が自殺である可能性が極めて高く、また犠牲者の近くにはかならず中継モニターがあったという事実が記されていた。苗木は襲撃の真実を確かめるために朝日奈たちに自分を拘束させ、モニターの前で襲撃タイムに臨み、生存者の中でモニターとの距離が最も短い者だけが目覚め、モニターから流れる映像によって洗脳状態となり自殺を図るということを知る。洗脳状態となり、霧切やかつての「コロシアイ学園生活」で犠牲となった78期生のクラスメイトたちの幻覚に追い詰められた苗木は拘束が解けてしまい自殺を図るが、バングルを手首ごと切断するという決死の手段を取った逆蔵によって阻止される。真実を知った逆蔵は、最後の力を振り絞って配電室に向かい、施設内の電源を落とすことでモニターを強制停止させる。苗木から真実を聞かされた宗方は、自分以外で唯一この建物の機械設備に手を加える権限を持ち、「全員が襲撃者になり得る」ということを知っていた天願和夫会長がモニターの映像を仕組んだと断言する。苗木たちが洗脳状態を作り出す映像の出所について御手洗に疑惑の目を向ける中、御手洗の携帯端末に突如として死んだ天願からのメッセージが届く。

自らが黒幕であることを明かす天願からのメッセージに衝撃を受けた御手洗は、自らがかつて江ノ島盾子の脅迫に屈し、人間を絶望的思想に染め上げる洗脳用映像・絶望ビデオの開発に協力させられていたことと、その技術を転用して人間の負の感情を強制的に消し去り絶望的思想を根絶する「希望のビデオ」を制作していたことを明かす。信頼していた天願の凶行に対する衝撃から、洗脳という手段による絶望的思想の根絶も辞さないことを決意した御手洗は、救出のために到着した鎮圧部隊をその技術で洗脳して苗木を足止めし、「希望のビデオ」の全世界への配信を試みる。

絶望編

希望ヶ峰学園77期生が入学してから2か月後、74期生として学園を卒業したばかりの雪染ちさが77期生第1クラスの副担任として着任した。才能を磨いていることを確認する実技試験が主体の学園生活の中、日々の授業への出席義務がないためクラスメイトとの交流を持とうとしない77期生の姿を目の当たりにした雪染は77期生に青春の輝きに満ちた高校生活を送らせるために奮闘することとなる。しかし、それはやがて絶望に染まり世界を破滅に追いやることとなる希望ヶ峰学園77期生の新たな学園生活の始まりであった。

一方で、学園上層部が進めるプロジェクトや、才能なき学生に「希望ヶ峰学園」のブランドを売ることによる資金集めを目的として設立された予備学科の生徒と本科生徒の軋轢など、様々な問題が次第に学園を取り巻いていく。その中心には、才能なき自分自身へのコンプレックスに苛まれる予備学科生・日向創がいた。

この物語は希望ヶ峰学園シリーズの序章という位置付けの物語である。

「超高校級の『ゲーマー』」七海千秋との交流により、才能よりも大切なものがあると気づく日向だったが、学園内で悲劇的な殺人事件が起きてしまう。更には、事件の裏に潜む真相をも突き止める術もないまま、才能がない自分への苛立ちに追い詰められていき、遂に人工的希望カムクライズルになることを決心する。

悲劇はこれだけでは終わらなかった。最高のコンディションで試験に臨んでもらいたいと望む77期生狛枝凪斗の策略により、76期生の3名が退学処分を受け、実技試験は延期に追い込まれてしまう。事件の責任を取り一時的な予備学科教師への降格を余儀なくされた雪染は、宗方のためにその期間予備学科の調査を進め、人類の希望となる真の天才「超高校級の『希望』」を研究・育成する研究「カムクラプロジェクト」の足取りをつかむ。実験の存在を知った雪染だったが、希望ヶ峰学園に足を踏み入れた2人の「超高校級の『絶望』」、江ノ島盾子と戦刃むくろはカムクラの存在を知り、彼を引き込もうと暗躍を開始する。そして、日向創としての全てを失い、圧倒的な才能を手にしたカムクライズルは、全て見通せる世界への退屈から江ノ島の先の読めない破滅的行動に興味を抱いていく。

「超高校級の『アニメーター』」御手洗亮太に目を付けた盾子とむくろは彼を利用した洗脳技術の開発を目論み、彼女たちによって引き起こされた《希望ヶ峰学園史上最大最悪の事件》をきっかけとして、学園は加速度的に崩壊へと突き進んでいく。御手洗が軟禁されていた地下施設へと踏み込んだ雪染は盾子が御手洗の能力を利用して作り上げた洗脳用映像・絶望ビデオによって洗脳されてしまい、計画を阻止に向かう逆蔵も盾子に己の秘密を握られ、宗方を裏切るという苦悩に陥ってしまう。更には、「絶望ビデオ」によって洗脳された罪木と雪染の誘導により、七海が"おしおき"と称される公開処刑によって瀕死の重傷を負い、「絶望ビデオ」と共にその悲惨な結末を見せつけられた77期生残り14名も、雪染同様に洗脳技術により絶望的思想へと染め上げられ、事態は最悪の展開へと進んでしまう。死亡寸前の七海の前に現れ彼女の最期の言葉を聞いたカムクラは、彼女の髪から外れたゲームキャラのヘアピンを拾い上げ、自分が涙を流していることに気付く。

2人の「超高校級の『絶望』」によって洗脳された予備学科生たちの襲撃により、希望ヶ峰学園は完全に崩壊。そして、七海と御手洗を除く77期生第1クラスの14人は自分たちも襲撃によって死亡したと偽装し、世界各地同時多発テロを開始してしまう。学園長の仁は、生き残った78期生に秘められた希望を未来へ繋ぐため、学園のシェルター化を行うことを決意する。その頃、世界を絶望へと陥れ微笑む江ノ島盾子と死の直前にも日向とクラスメイトの事を気にかけていた七海千秋に興味を持つカムクラは、77期生から自分に関する記憶を消去した上で、盾子と共に希望ヶ峰学園の崩壊と77期生たちの旅立ちを見届け、『希望と絶望、どちらが自分にとって予想のつかない未来なのか』を確かめるため、一時江ノ島の元を去る。一方、逆蔵と雪染の虚偽の報告によって盾子を追い詰めることに失敗した宗方は、崩壊する世界を立て直し絶望を殲滅するため、人類の希望未来機関を設立することになる。

こうして、絶望で終わる希望の物語は幕を閉じる。シェルターと化した希望ヶ峰学園の中で世界を絶望へと突き落すために次なる計画を進める盾子は、「この世界から絶望が完全に消えるとすれば、それもまた絶望的な結末」と笑うのであった。

御手洗による「希望のビデオ」の全世界への配信が始まろうとする中、極秘施設の中にはジャバウォック島に差し向けられた艦隊を突破したカムクライズルこと日向創や、希望ヶ峰学園77期生たちが潜入していた。カムクライズルとしての優れた才能と日向創としての記憶・人格の両立という奇跡を成し遂げた日向は、その才能で77期生の治療に当たり、プログラム内で死亡したために昏睡状態に陥っていた者たちの覚醒と、全員の絶望的思想からの解放に成功していた。

苗木が宗方の助けなどで十神たちの合流に成功し、御手洗を止めようと通信設備のある別棟に向かうのと時を同じくして、御手洗の目的を知った日向と77期生たちも鎮圧部隊を退け、別棟へ向かう。苗木に先んじて御手洗と接触した日向と77期生たちは、「希望のビデオ」による絶望的思想の根絶に執着する彼の説得に当たり、「絶望ビデオ」によって世界を崩壊させた罪の意識に押し潰されていた彼をクラスメイトとして支えることで、「希望のビデオ」の配信を取りやめさせることに成功する。

こうして未来機関支部長のほぼ全滅という大きな犠牲を出しながらも事件は解決し、未来機関を瓦解させかねない「黒幕が天願会長である」という事実も、日向と77期生による未来機関向けの偽の犯行声明によって隠されることとなった。日向と77期生は御手洗を連れて船で旅立ち、その様子を見送った苗木は、宗方に対して「絶望の残党」を退けた英雄として重責を背負う覚悟を告げる。そんな彼の前に、仮死状態には陥ったものの調査の過程で発見した試薬の服用により死を免れていた霧切が、姿を現した。

数か月後、78期生の生き残りを中心として「コロシアイ学園生活」の舞台であった希望ヶ峰学園旧校舎が改修され、新たな学園としてのスタートを切る。そして苗木はその学園の学園長として、霧切や仲間たちと前に進み続けるのであった。

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