機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン

基本データ

作品名:
機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン
機動戦士ガンダムシリーズ)
よみがな:
きどうせんしガンダムダブルオー
放送:
2008年 10月
話数:
全 25 話
制作:
日本サンライズ
みんなの評価:
話題性:
18
累計平均売上:
34,601 枚/
タグ:

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概要・あらすじ

概要

西暦2307年、人類は枯渇した化石燃料に代わるエネルギー源として宇宙太陽光発電システムと軌道エレベーターを実用化していたが、莫大な建造費が必要なこれらのシステムを所有しその恩恵が得られるのは「ユニオン」、「AEU」、「人類革新連盟」の世界三大国家群のみだった。それらの超大国間には全面的な対決こそ無いものの熾烈な軍備開発競争による冷戦状態が継続し、また、いずれの国家群にも属せなかった小国は貧困にあえぎ、紛争や内戦を繰り返していた。

ファーストシーズン

新型モビルスーツ(以下“MS”)の公開軍事演習を行っていたAEUは、突如所属不明のMS2機の襲撃を受ける。額に“GUNDAM”と刻印されたそれらの機体は、圧倒的な機動性と攻撃力でAEUのMSを破壊していった。同じころ、人類革新連盟の宇宙ステーションを襲撃したテロリストを、同様の刻印が施された別の2機が迎撃し、多数の市民の命が救われた。

この騒動にメディアが沸き立つ中、世界に向けて1つの声明が発表される。4機のMS「ガンダム」を所有する私設武装組織「ソレスタルビーイング(以下“CB”)」は、戦争・内乱など世界中のあらゆる武力紛争に同じ武力をもって介入し、戦争根絶を目指す集団であるという。それは「平和のための武力行使」という矛盾を抱える行為であった。

莫大なエネルギーを生み出す「太陽炉」こと「GNドライヴ」を搭載した4機のガンダムを操るのは、刹那(CV: 宮野真守)ロックオン(CV: 三木眞一郎)アレルヤ(CV: 吉野裕行)ティエリア(CV: 神谷浩史)ら4人のガンダムマイスター達。武力介入を行ないながらも、その最中に人命救助を行なうなど、彼らの存在に世界は混乱。存在を否定するかのごとくテロが起きる一方、彼らを正義だと称える声もあり、賛否両論が巻き起こる。また、日本に暮らすごく普通の学生、沙慈(CV: 入野自由)も世界の変革へと徐々に巻き込まれていく。

各国家群は己の威信をかけ、ガンダムを手に入れようと様々な作戦を実行。各国家群のエースパイロット達も出撃するが、ガンダムとの性能差の前にことごとく敗北、CBは着実に武力介入を達成していった。そうした中で、各国家群は合同軍事演習を名目に、大規模なガンダム鹵獲作戦を決行。圧倒的な物量を前についにガンダムも敗北するかと思われたその時、「トリニティ」を名乗る新たなガンダムマイスター達が出現する。彼らによって窮地を救われた刹那達だったが、彼らはこれまでの武力介入を手緩いものとし、より過激な武力介入を始めた。

民間人をも巻き込むトリニティの武力介入に疑問を感じた刹那達は彼らと決別するも、彼らの介入による市民達の憎悪がCBに向けられていた。そんな中、CBの監視者の1人であるアレハンドロの裏切りにより、「擬似太陽炉」こと「GNドライヴ」が各国家群へと渡る。トリニティによる過激な武力介入は、CBの計画を掌握しようとする彼の計略であり、CB討伐のための国連軍結成を促するための布石だった。用済みとなったトリニティは始末され、さらには謎の少年リボンズ(CV: 蒼月昇)の協力によって、計画の要の量子コンピュータ(量子型演算処理システム)「ヴェーダ」も掌握されてしまう。

擬似太陽炉搭載機を手に入れた各国家群は、国連軍を組織し、ガンダム殲滅作戦を決行する。CBの計画は破綻し、仲間を次々と失いながらも、戦いの果てに平和があると信じ、刹那達は最終決戦へと挑む。死闘の末にアレハンドロは倒されるが、CBも壊滅的な打撃を受けメンバーも離散することとなる。

セカンドシーズン

西暦2312年。各国家群は地球連邦として統一を果たし、世界は1つになりつつあった。しかしその裏では独立治安維持部隊「アロウズ」によって、反連邦主義や思想への弾圧や虐殺が行なわれており、世界は未だに歪んだままであった。夢を叶えて宇宙技術者となった沙慈はアロウズによる弾圧に巻き込まれ、国連軍との決戦を生き延びるも孤独となった刹那は再び戦いへと身を投じていた。

アロウズによって捕えられていた沙慈と偶然再会した刹那は、彼を救出し満身創痍のガンダムで戦うが、すでにアロウズの機体は従来のガンダムの性能を超えており、苦戦を強いられる。しかし、そこに水面下で活動していたティエリアを始めとする新生CBが救援に現れ窮地を脱した。先の戦いで死亡したロックオンことニールに代わり、弟のライルを加え、アロウズに捕えられていたアレルヤを救出し、新しいガンダムでCBは再び歪んでいく世界に戦いを挑む。

戦いの中で反連邦組織「カタロン」と合流するが、CBの介入がガールフレンドのルイス(CV: 斎藤千和)との別れと、姉の絹江を失う間接的な要因を作ったと思う沙慈は、未だ戦いをやめようとしない彼らに反発し逃亡、そこを連邦正規軍に拿捕されてしまう。事情を説明し潔白を証明しようとしたが、その行動が原因でカタロンの基地がアロウズに襲撃され、多数の人命が失われてしまう。その軽率な行動を「無自覚な悪意」だと沙慈はティエリアに責められ、戦いから目を逸らし続けてきた彼はその償いのためにCBに同行する決意をする。

調査の末、アロウズを影で操っていたのは、イオリアの真の計画のために生み出された人工生命体「イノベイド」達であることを突き止める。倒すべき敵を見つけたものの、アロウズは日増しにその力を強め、ついには衛星兵器「メメントモリ」によって、中東の一国を滅ぼすほどとなっていた。情報統制によって真実は世界に伝えられぬままではあったが、歪みは連邦内でも確実に広まっていた。沙慈は戦いの中での偶発的な要因から、ダブルオーガンダムの支援機であるオーライザーのパイロットとなり、ダブルオーとの合体を成功させCBの危機を救うが、直後の未知なる現象により、ルイスが家族の復讐のためアロウズに所属していることを知る。激しく苦悩する沙慈だったが、彼女を救うことと無意味な戦いを止めるための「守るための戦い」をすることを誓った。

CBがメメントモリの破壊に成功してから数日。連邦内でクーデターが起こり、市民6万人が人質にとられアフリカの軌道エレベーターが占拠される。彼らの目的は人質達にアロウズの蛮行を伝え、真実を世に知らしめることだった。しかしアロウズは真実が露見する前に、密かに建造していたもう1基のメメントモリで、人質ごと軌道エレベーターを破壊し隠滅を図る。刹那達は再びメメントモリの破壊へと向かうが、メメントモリの攻撃によって軌道エレベーターは崩壊し、地表には無数の破片が降り注ぐ大惨事へと発展した。この時には、CB・連邦正規軍・アロウズ・カタロン・反乱軍が協力して破片落下阻止に当たった。後に「ブレイク・ピラー」と呼ばれるこの事件は反連邦勢力の仕業として公表され、アロウズは強硬な姿勢を強めていくが、その一方で皮肉にも人々の意思は1つとなっていた。

「ブレイク・ピラー」事件から4か月。CBは2基目のメメントモリの破壊を成功させ、「ヴェーダ」奪還のために動き出した。CBの下にはカタロン、更に様々な事件を機に決起した連邦正規軍も加わり、アロウズ・イノベイター勢力との最終決戦が行われる。ダブルオーのトランザムバーストの発動によりヴェーダは奪還され、ルイスも憎しみの感情から解き放たれた。

戦いは、自分こそが人類を導く存在だと自負するイノベイター勢力の首魁リボンズと、未来のために戦う刹那の一騎討ちによって締め括られる。イノベイター勢力は敗北し、数々の所業を暴かれたアロウズは解体され、CBは今後も紛争の抑止力となって戦い続ける道を選択する。

キャスト

刹那・F・セイエイ 宮野真守
ロックオン・ストラトス(ライル・ディランディ) 三木眞一郎
アレルヤ・ハプティズム 吉野裕行
ティエリア・アーデ 神谷浩史
沙慈・クロスロード 入野自由
イアン・ヴァスティ 梅津秀行
フェルト・グレイス 高垣彩陽
ラッセ・アイオン 東地宏樹
スメラギ・李・ノリエガ 本名陽子
ミレイナ・ヴァスティ 戸松遥
リンダ・ヴァスティ 早水リサ
アニュー・リターナー 白石涼子
王留美 真堂圭
紅龍 高橋研二
ネーナ・トリニティ 釘宮理恵
クラウス・グラード 川島得愛
シーリン・バフティヤール 根谷美智子
マリナ・イスマイール 恒松あゆみ
ビリー・カタギリ うえだゆうじ
セルゲイ・スミルノフ 石塚運昇
ソーマ・ピーリス/ハロ 小笠原亜里沙
ミスター・ブシドー(仮面の男) 中村悠一
パトリック・コーラサワー 浜田賢二
パング・ハーキュリー 屋良有作
カティ・マネキン/ハロ 高山みなみ
アンドレイ・スミルノフ 白鳥哲
アーサー・グッドマン 江川央生
ホーマー・カタギリ 大友龍三郎
リー・ジェジャン 四宮豪
アラッガ 千葉一伸
エディ・ミヤサカ 早志勇紀
エミリオ・リビシ 加瀬康之
バラック・ジニン 稲田徹
アーバ・リント 矢尾一樹
ルイス・ハレヴィ 斎藤千和
リボンズ・アルマーク 蒼月昇
リジェネ・レジェッタ 朴璐美
リヴァイヴ・リバイバル 斎賀みつき
アリー・アル・サーシェス 藤原啓治
ブリング・スタビティ 置鮎龍太郎
ヒリング・ケア 川庄美雪
ナレーション 古谷徹

レビュー・感想

「ガンダム」を見るのは実は「Zガンダム」以来、久し振りですが、いやあ、なかなかおもしろいですねえ(笑)個人的にはファーストシーズンよりもこのセカンドシーズンの方が好きです。ストーリー的にはちょっとやりすぎと違うかな?と思わないところもなくもないですが、よくこなしているなあと思います。しかし、主要人物のキャラクターデザインが美男美女ばかりというのは(そんなこともないか?)・・・・できれば、オッサンやオバハン、おじいちゃんやおばあちゃんのガンダムマイスターとかも出してほしいと思います(笑)
他の方が語り尽くしているので、多くは言いませんが、かなりよい作品です。今まで見たアニメの中では最高です。
見るか見ないか迷っている方がいましたら、とりあえず見てください。好き嫌いが分かれる作品ですが、好きになればとことん好きになれます。
また、一見地味なストーリーですが、進めば進む程面白さが増していく作品だと思います。キャラも最初は掴みにくいですが、進んでいけばしっかりとわかる作りになっています。
制作者の頭よりも回答者の頭が大丈夫か、なコメントがありますが、お気になさらず。
作中でサジがきっちりそれを突っ込み、ラッセが格好よく答えてくれます。1話の話ではないのではっきりとは言いませんが、これだけは言っておきます。一貫してCBは決して自分達を善とは思っていません。余りにアロウズが悪のような描写が多いので善に見えがちですが、そんなことはありません。
これは、キャラの台詞を聞き漏らさず見ていればしっかりわかることです。
批判はおおいに結構ですが、きちんと話を見て、批判して頂きたいものです。
内容は他の方が書かれてる通りおもしろいです。なのでこのアニメの違う魅力である声優を紹介したいと思います。新人からベテランまで声優好きにたまらないです。1期を含めて声優さん達が演じてる僕が知ってる他の有名キャラをあげたいと思います。誰が誰か知りたい時は自分で調べてください。その方がハマっていくと思うので。ライト、糸色望、ヤッターマン、コジロウ、カントリーロードの人、ナギ、ハク、ケメコ、アルト、シェリル、アキト、ロイド、オーキード博士、ノリスケさん、コナン、カミナ、玄野、アル、野原ひろし、律子先生、ジュドー、タキシード仮面、エド、ハヤテ、ロシュー、ぬーべーです。間違ってたらすいません。
前シーズン終盤の流れのままの早い展開で、戦闘も音楽もさらにパワーアップしています
1stシーズンが楽しめた人には確実に楽しめる作品になっていると思います
はっきりR2みたいな始まり方を予想したんですが違いましたね。
R2が第一期からリセットするような始まりでしたが、00は一期最終回からそのままスリップしたようなスムーズな始まりでしたので始まりと言うより続きという感覚が強かったです。
その為、4年後という先入観が余りなくスムーズに話の展開を受け入れる事が出来ました。
セラビー、ダブルオーなど新しい機体も出し惜しみせず出してくる辺り今後の戦闘の加速を予感させますね…
主要キャラも余り変化のないのもいれば、変わりすぎなのもいるし(笑)
ロックオンは予想通り双子でしたね。
大人になったフェルトとしては複雑でしょうけど(苦笑)
前作より、MSの線画が減りシンプルになったおかげで、戦闘シーンに迫力が増しました。刹那達も4年という年月は大きく成長されて、前期とは比べ物になりません。古臭い感を感じさせる描写ありますが、個人的にはまさにこれぞガンダムといえる素晴らしい作品です。それに比べ、某ガンダム前2作が受けた理由が未だに理解できません。この作品の方が最もガンダムらしいガンダムです。オススメしますv
ロックオンの双子って何ですか?実は生きていたで良くないですか?キャラクターは記号に過ぎないんですか? 機体のデザインも統一性が無い。同じ組織で作られているのだから意匠は似るはずですよね。ラストのガンダム同士の一騎打ちも寒かった。ガンダムでやる内容じゃないのに、過去のガンダムのパロディを連発し過ぎています。イノベイターも漠然としていて、堂々とニュータイプって言えばいいじゃないですか。真面目に視聴していたら、かなり不快な作品です。
キッパリと「駄作」というレッテルを貼る以前に、改めて考えて見たら過去のガンダム作品自体こういう感じだった気がします。
ただ前作で冬の時代を見た為にそういった意見が多くなるだけであって、新しい風潮を取り入れつつ、「新世代のスタンダードとなる」という目的はある程度達成されているような気も。
個人的にはほぼバンクを使わずに物語を盛り上げる戦闘シーンを作り上げた作画スタッフや、心躍るメカニックやキャラクターをデザインしたデザイナー陣営に最大限の評価を送りたいです。

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